【2025年最新】タクシー運転手はやめとけと言われる15の理由 失敗談8名分
「タクシー運転手はやめとけ」と、知り合いや元々タクシー運転手をしていた人から言われたことはありますか?
ネットの記事を読んでいて、そのようなコメントに出会った方も多いのではないでしょうか。
実際にタクシー運転手をしていた人が言う、タクシー運転手はやめとけと言う言葉は、経験に基づいたアドバイスなので説得力がありますよね。それは本当の事かもしれませんが、その人がいた営業所独自の話かもしれませんし、2025年においては過去のことかもしれません。
本記事では、「タクシー運転手はやめとけ」と言われる理由を解説した上で、本当にタクシー運転手はやめておいた方がいいのかを判断できる機会を提供します。
タクシー運転手はやめとけと言われる理由は?

タクシー運転手はやめとけと言われる理由を解説します。理由をあらかじめ知っておくことで「思っていたのと違う」「こんなきついとは思わなかった」となるのを防げます。
給与が歩合制で収入が不安定だった
タクシー運転手の給与は歩合制で、収入が不安定になることがあります。
月50万円稼げるときもあれば、20万円しか稼げない月もあるでしょう。景気などの社会情勢にも影響されやすい業種とも言えます。また、体調を崩すと実働できないため、その間の収入はなくなります。
特にコロナの時は外出禁止令が出てしまったので、タクシーの利用客がなく、稼ぎが大きく落ち込みました。同様のパンデミックが発生した際は、収入が激減してしまうでしょう。

コロナ禍では本当に厳しかったです。当時は都内で夜勤中心にやっていたのですが、緊急事態宣言が出てからはまったくお客さんが乗らなくなりました。給料は普段の半分以下。これでは家族を養っていけないと思い、泣く泣くタクシーの仕事を辞めました。
2025年現在は当時とは状況が大きく異なります。
コロナ禍が終わり、街には人の流れが戻っています。特に都心部ではタクシー需要も回復しており、インバウンド観光客の利用も増加傾向です。また、未経験者向けに乗務開始から数ヶ月間の給与保証制度を導入している会社も多く、たとえ売上が不安定でも、一定の収入が確保される仕組みが整ってきました。
不安定さを心配される方も、まずは保証期間を活用してスタートし、その間に仕事の感覚をつかむ方が増えています。
求人に書いていない条件が後から出てきた
「祝い金などの待遇に釣られて入社したら、様々な条件を満たさないと支給されないと発覚した。」「すぐに祝い金をもらえると思ったら、分割で1年の間に少しずつ払われると言われた。」など、入社前にきちんと説明されないことがあります。
歩合率についても、諸条件をきちんと説明させず、いざ入社したら歩合が思ったより低かったという営業所もあります。



祝い金100万円という東京都内の求人に魅力を感じて入社した。諸条件が色々とあり、売上を達成しないと祝い金を満額貰えない。また歩合率も不透明で50%を切っている。同期で入社した人がどんどん辞めている。
まず、明らかに条件がいい求人は避けた方が身のためです。
弊社のようなエージェントには、現役の求職者様からの転職相談として様々な営業所の情報が入ってきています。
その情報を得たうえで、問題のあると思われる営業所のご紹介はしておりません。
ご自身だけで判断されるのではなく、優良な営業情報についてお問い合わせください。
地方の営業所だったので、給料が低かった
タクシー運転手は都会と比べると地方では十分な収入を得ることが難しいです。
地方は都会と比べて交通インフラの整備が不十分で、タクシーは貴重な移動手段の一つです。長距離移動したい顧客も中にはいるものの、都会と比べると人口が少なく、1日に稼ぐことができる営業収益も低くなります。
例えば、東京23区内の営業所の平均年収と、埼玉県や千葉県などの首都圏では、年収で100万円以上の差があります。



地方都市でタクシー運転手として働いていましたが、やはり収入面で厳しさを感じて辞めました。昼間は1回あたりの距離が短く、回数も限られていました。夜間はほとんど人が出歩かないため、稼ぎ時がなく、生活が安定しなかったのが正直なところです。結局、より収入が見込める都内の営業所に移りました。
都心部の方が稼げるので、なるべく23区内の営業所で働くことをお勧めします。実際に埼玉県にお住まいの方は北区・板橋区・足立区の営業所、神奈川県は世田谷区・品川区・太田区、千葉県にお住まいの方は葛飾区・江東区・足立区の営業所で働かれる方が多いです。
ブラックな会社に勤めてしまった
「タクシー業界はブラック」というフレーズを聞いた事があるかもしれません。
労働条件が悪い会社や、入社時に説明していたことと実情が違うというケースも。また様々な手数料を乗務員に負担させるということもありました。事故時の修理費の乗務員負担金が高く設定されていて、他社のケースを聞いて後悔することも。全額返金するまで辞められなく、泣く泣くブラックな会社で働き続ける人がいます。



10年くらい前に運転手をしていた時、クレジットカードやタクシーチケットを利用すると、手数料を会社に持って行かれた。月にすると手取りで3万円くらい減ってしまう。最初の説明では一切触れられていなかったので、本当に納得がいかず…。そういう細かな“見えない負担”が積み重なって、気づけば手取りが想定よりずっと少なくなっていました。
2025年現在、クレジットカードやタクシーチケット手数料の負担を求めてくる営業所はほとんどありません。しかし乗務員の事故時負担は会社によって差があるのが現状です。
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中にはブラックだと思われる営業所は依然としてございます。これまでの情報を元に、客観的に優良だと思われる営業情報を紹介させていただきますので、お問い合わせください。


すぐやめてしまった
タクシードライバーに就職しても、すぐにやめてしまう人は一定数存在します。
すぐやめてしまう人は、「運転が下手で、これ以上やってもお客様に迷惑がかかってしまう」「接客業があまり合ってなかった」という理由が多いです。
その他の理由についても事前に理解した上でタクシー運転手を志すことで、短期離職を防ぐことはできます。



都内の大手の会社に入社したが、お客様から「カーナビを使ってください」と言われないと利用できないと言われた。道が分からない時、カーナビを使ってもいいかとお客様に聞くのもNGとのこと。研修では地図でひたすら道を覚えさせられる。お客様に迷惑がかかってしまうし、悩んだ末に早期退職しました。
2025年現在ではほぼ全ての車にカーナビは搭載されているので、道を覚えてなくてもタクシー運転手を始めることはできます。一方、会社のポリシーとしてカーナビの利用に制限をかけている営業所もございます。
未経験者でも始めやすい営業所の情報を紹介させていただきますので、お問い合わせください。


勤務時間が長くて体力的に大変


タクシー運転手の勤務時間が長いため、体力的に大変だと言われています。
タクシー運転手の勤務時間が長いと思われているのは、おもな勤務体系が「隔日勤務」のためでしょう。隔日勤務とは、1回の労働時間が約15時間で休憩が3時間あり、翌日は1日お休みとなる働き方です。それに加えて、1ヶ月に6 ~ 8日のお休みがあるので、年間では220日程度のお休みがあります。
一方、朝7:00から深夜の1:00まで働き続ける必要があり、一般的な朝9:00から夕方5:00までの働き方とは大きく違うので、生活リズムに慣れるのに時間がかかります。
体力に不安があり長時間勤務を避けたいのであれば、日勤もしくは夜勤を選ぶとよいでしょう。



最初は休みが多いと聞いて魅力に感じていましたが、実際に働いてみると1回の勤務が長く、思っていた以上に体力的にきつかったです。特に深夜帯の運転は集中力が必要で、年齢的にも徐々に負担を感じるようになりました。生活リズムも乱れやすく、1ヶ月で退職を決めました。
多くの方が「タクシードライバーの仕事は体力的に大丈夫だろうか」と不安に感じられます。実際、勤務中には3時間以上の休憩を取る必要があるとはいえ、1回の勤務で約18時間働くため、最初は生活リズムの調整に苦労される方が多いです。
特に最初の1ヶ月は慣れるまで大変ですが、2〜3ヶ月ほど経つと次第に体も仕事のリズムも慣れてくる方がほとんどです。実際に、65歳からタクシー運転手を始めた方でも、無理なくお仕事を続けられています。
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酔客やトラブルを起こす乗客に巻き込まれた
タクシー運転手の仕事中には、酔客やトラブルを起こす乗客に巻き込まれる可能性があります。
酔客や失礼なお客様が乗車して来るのは事実です。体感で言うと100人に2人くらいでそのようなお客さんに出会うようです。丁寧に接客し、目的地への経路を確認して業務に取り組めば、大きなトラブルになることはほぼないでしょう。都内であれば2度と会うことはないので、仕事と割り切って働かれている方が多いです。
また、万が一トラブルが起きても後々の対応ができるように、ドライブレコーダーを搭載している車を用意しているタクシー会社が増えてきています。東京都内を走るタクシーのドライブレコーダーの設置率は99%です。



やはり深夜の酔客は長距離が出やすいものの、泥酔や嘔吐をすることがあるので気を遣いますね。なるべく客層が良い銀座の方でお客様を見つけ、歌舞伎町の方には寄らないようにしています。
この10年でトラブルはかなり減ってきています。理由としては社内レコーダーの設置により、これまで密室だったが、録画されていること。ワイドショーなどでトラブルか取り上げられ、カスハラということが認知されてきたこと(そして警察に逮捕されるということを、乗客が意識し始めたこと)が挙げられます。
実際ベテランのドライバーさん曰く、近年お客様の質が上がっているとのことです。
強盗に巻き込まれる場合がある
タクシー運転手は、強盗や窃盗事件に巻き込まれる可能性があります。
しかし、タクシー運転手が強盗や窃盗事件に巻き込まれる確率は、かなり低いと言ってよいでしょう。2023年時点で全国のタクシー運転手の数は約23万人で、タクシー強盗の検挙件数は56件です。確率は約0.02%なので限りなく可能性は低いのですが、ニュースで大きく取り上げられるため印象に残りやすいと言えます。
犯罪に巻き込まれないよう、タクシー会社は様々な対策(防犯パネル、ドライブレコーダーの設置など)をとっており、より安全になっています。



30年ほど前にタクシー運転手をしていた時は、同僚が窃盗事件にあったとかで自分もいつ巻き込まれるのではないかとヒヤヒヤしていた。特に繁華街で乗せて遠くの街までを指定されたときは緊張したね。
かつてはタクシーの支払いが現金中心だったため、強盗被害が発生することもありました。しかし、2025年現在では、クレジットカードや電子マネーなどによるキャッシュレス決済が全体の9割を超えており、運転手が多額の現金を所持することはほとんどありません。そのため、タクシーが強盗や窃盗の標的となるリスクは大きく低下しています。
さらに、防犯設備の充実も進んでおり、タクシー車内での強盗事件はほとんど発生しなくなっています。
交通事故のリスクが常に伴う


タクシー運転手は、交通事故のリスクが常に伴います。勤務時間のほとんどを運転しながら過ごすため、一般人よりも交通事故にあう確率は高いと言えます。
それでも、事故にあわないようにするためのケアは可能です。長時間運転によって集中力が低下したときは少し休憩したり、慣れた道でも油断運転しないようにするなど、細心の注意を払うことで交通事故のリスクを減らせるでしょう。
長時間1人でいることが多く、孤独を感じる
タクシー運転手は長時間1人でいることが多いため、孤独を感じる人も多いでしょう。
孤独を感じる人がいる一方で、他の社員と関わることなく1人で働きたくて、むしろ一人のほうが気軽で働きやすい人もいるでしょう。
長時間1人で働くことが苦にならない人は、タクシー運転手の仕事に向いています。乗客と話すのは好きでも人間関係が嫌になり、1人で働けるタクシー運転手を選ぶ人もいるでしょう。
タクシー運転手を底辺と見ている客がいる
中にはタクシー運転手を底辺と見ている客がいます。客に対して態度が悪いタクシー運転手もいるため、世間的にあまりよい印象を持たれていないのも底辺と見られる一因でしょう。
ただ、態度が悪いタクシー運転手は一部であり、道をよく知っていてマナーがよいタクシー運転手がいるのも事実です。世間の印象は気にせず、自分が乗客の場合に嬉しいと思えるようなサービスを提供することを意識的に行いましょう。
誰でもできる仕事と誤解されている
「人を車に乗せて運転して運ぶだけ」ということで、タクシー運転手は誰でもできる仕事と思われがちですが、誤解です。
タクシー運転手として働くためには、第二種運転免許を取得しなければいけません。また、交通網や混雑状況、どの道がもっとも最適か判断する知識や能力も必要です。そして、乗客とのコミュニケーション力が無いと、長続きはしません。
「免許さえ取れば誰でもできる」「運転しかできないからタクシー運転手になったんでしょ?」と見下されることもあるかもしれませんが、実際にタクシー運転手として必要なスキルは多く存在します。
他業界で通用するスキルがつきにくく、転職が難しくなる


タクシー運転手になっても他業界で通用するスキルがつきにくく、転職が難しくなる懸念はあります。
たしかに、タクシー運転手で必要とされるスキルは汎用性が高いものとは言えません。しかし、タクシー運転手は見方によっては「個人事業主」のようなもので、どうやったらもっと稼げるようになるか考えたり、スキマ時間にほかのスキルを身につけたりすることも可能です。
業界に将来性がない
タクシー運転手の仕事は、AIを活用した自動運転技術の発達により近い将来AIに奪われてしまう可能性があると言われています。
しかし、現実的には法改正やインフラ整備など問題が山積みで、数年後に実現されるような段階には至っていません。また、自動車免許を返納する高齢者も増えていて、移動手段の一つとしてタクシーの需要は今後もあると考えてよいでしょう。


自分をコントロールできないと続けられない
タクシー運転手はサボろうと思ったらサボれてしまう仕事です。そのため、自分をコントロールできないと続けられません。
どのように働くとうまくいくかなどは、上司や先輩からアドバイスを受けられるでしょう。アドバイスを受けたとしても、素直に行動できるかどうかは本人次第です。タクシー運転手として稼いでいく強い気持ちがあれば、成功できる可能性が高いでしょう。


タクシー運転手に興味を持ったら、シニアタクシーデビューに相談!
タクシー運転手に興味が持てましたら、「シニアタクシーデビュー」に相談しましょう。
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タクシー運転手はやめとけと言われるけど、より詳細に話を聞いてみたい方は、シニアタクシーデビューをぜひご活用ください。
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